産業機器、製造業に関するメールマガジン配信中! >>登録&詳細はこちら
TOF-SIMSとは
固体試料表面にガリウムなどのイオン(一次イオン)を照射し、放出される二次イオンを一定の電圧で加速すると、イオンの質量の差により検出器への到達時間(飛行時間)に差が出る。
この性質を利用して、試料の最表面に存在する原子や分子を同定する装置。
極微量(ppmオーダー)の無機物・有機物の同定や表面に存在する成分の分布分析が可能で、金属、半導体、無機物、有機物、高分子材料の最表面の化学構造解析、元素・化学種の分布像や深さ方向の分析(スパッタリングによる)に用いられる。
また、絶縁物の測定も可能。
飛行時間型二次イオン質量分析装置とも呼ばれる。